高松宮記念の勝ち馬はここ2年6歳、7歳。
スプリンターズステークスの昨年の勝ち馬は7歳。
どうした?
一昨年のスプリンターズステークス覇者は3歳。
このピクシーナイトの戦線離脱が人気薄高齢馬の台頭を許したのだ。
今年は人気上位5頭中4頭、10頭中7頭が4歳馬という世代交代の印象が強いレースとなった。
だが、、、
1番人気ナムラクレア、2番人気アグリはすでにスプリントGⅠ出走済み。
ウインマーベルも昨年2着と、それほどフレッシュでもない。
そうなると、1番人気ナムラクレアが昨年負けた理由を確認しないといけない。
世代交代などまだまだなのかもしれない。
昨年のVTRを見ると、、、
3コーナーから追いどおしで、4コーナーは大外ぶん回し。
伸びてきてはいるものの、あれだけ脚を使っては最後の急坂で止まるよ。
ナムラクレアのスプリント凡走は昨年のスプリンターズステークスと、昨年の北九州記念。
その北九州記念は、4コーナーをうまく回れずに位置取りを悪くし、さすがの脚で突っ込んでは来たものの、時すでに遅し。
ナムラクレアの好走は以下2パターンに集約される。
・北海道で好位から抜け出す
・中京の長い直線で長く脚を使う
今回はどちらにも当てはまらない。
1枠からどう捌くか。人気を踏まえると買いにくい1頭。
人気でもセントゥルステークスのアグリの脚は先行有利の中では際立っていたし、ママコチャの安土城ステークスの強さもGⅠ通用級。
ナムラクレアよりは買いやすい。
4番人気以降は疑問符の付く馬ばかり。
メイケイエールは低レベルの時代に惨敗続きで巻き返す余地に疑問。
マッドクールはシルクロードステークスが目立つが、遅めのペースでの逃げが効いたもの。ジャスパークローネを筆頭に、逃げ馬が雁首揃えている状況ではCBC賞の二の舞になるだろう。
ピクシーナイトには以前の迫力はない。走ってないわけではないので、3着くらいあってもおかしくないが。。。
ウインマーベルはちょっと分からないが、あまり大きくない馬なので、58キロがどうか。
ナランフレグはもうさすがにノビシロはないだろう。
モズメイメイは北九州記念で、ハイペースに対応できないことを露呈。
こうなると、5番人気ジャスパークローネは外せない。何しろ重賞2連勝。スタートが抜群に速い。
逃げ馬の宿命で、どうしてもゴール前は詰め寄られるので、見た目の印象は良くない。
でもそれで重賞2連勝だから、一目置かざるを得ない。
それ以上の魅力的なのは、14番人気キミワクイーン。
春雷ステークスではここでも人気のマッドクールに詰め寄った。函館スプリントステークスは圧倒的なキレを披露した。
前走の敗因はインを突いたのが原因で巻き返せる。にも拘わらず14番人気とは。