男時(おどき)と読む。
「時の間にも、男時・女時とてあるべし」
いま、能楽と言われると、高尚でさっぱり分からないというのが一般的な感覚だろう。
(それどころか、農学?ノウガク???の方が多いか)
だが世阿弥が生きていたころは、勝負ゴトだったのだ。
順番に披露して勝ち負けを決していたのだ。
これにより、パトロンを得られるかもしれない。
勝ち続けて、アピールしないとタチマチ食べていけなくなる。
だから、競馬の世界で勝負を張っている身には、響くものが多いのだ。
(いつからそんな身になった??)
その中で、恐らくほぼすべての競馬ファンが同意するであろう金言が
「時の間にも、男時・女時とてあるべし」
要するに、流れのいいときと悪いときがある。流れの悪いときにいくらあがいてもダメなのだと。
ワタクシも一昨年は年間プラスで終えることができ、昨年も夏までは男時が続いていた。
その後、流れが悪くなり、その後は一進一退。なかなか一昨年の調子を取り戻せない。
これこそが女時なのだ。
買う金額を抑える。
これに尽きる。(本当は買わない方がいいのだが、競馬中毒患者にはそれは無理)
今日の大阪スポーツ杯。やや重で前が有利と見て、1番人気グレートサンドシーを消し、5番人気シャンブルから、2番人気サンライズフレイム、3番人気スプラウティングへのワイド2点。
見事2点とも的中し、残額の雰囲気が変わるほどの大勝だった。
「男時、来たかも」は、1レースでワイドがダブル的中したことから感じとった。
好調期は1レースで2的中、3的中がバンバンあった。
ワイドが強いのは、このようなダブル、トリプル的中にある。
そして不調時にはあまりなかった。
男時キターーーーーーと見て、今週、勝負をかけるのは迷わずオールカマー。
ジェラルディーナ、ガイアフォース、タイトルホルダーが人気を分け合っている。
単騎が濃厚、やや重の中山、GⅡ。
タイトルホルダーの成績から、不安定な印象を持たれているのかもしれん。
しかし、本格化して以降、GⅠ以外では負けていない。
相手もジェラルディーナで仕方ない。渋った馬場でこその馬。
このワイドが4倍ならおいしいのではないか。
3連単のヒモは、ローシャムパークが有力。ノースブリッジまで。
ガイアフォースも好走可能な戦力だが、あれだけマイルで好走してしまうと、本質的にはマイラーだったのだなと理解するしかない。
来ても安いと切り捨てる。