ソールオリエンスが負けるシーンは想定し得ても、0.3も負けるとは思わなかった。
レーベンスティールが強かったのもある。
一方で、ダービーの時に指摘したとおり、ソールオリエンスは上りがかかればかかるほど強いということをあらためて証明したと思っている。
神戸新聞杯のレベルは疑問。
サヴォーナの成長は認めても、青葉賞の時点で6着だった馬だ。
そんな馬にファントムシーフは完全に競り負けたし、ロードデルレイもハーツコンチェルトも脚色が同じになってしまっていた。
そんな中、何枚も上の切れを見せたのがサトノグランツ。重賞戦線で勝負になるのはこの馬だけだと思う。
ハーツコンチェルトはたたき台ではないかとの可能性もあるが、案外賞金が少ない馬なので、3着は至上命題だったと思う。そうすると上積みの余地は疑問。
こうしてみると、春の実績馬がイマイチというのは牝馬と同様。
牝馬より低レベルの疑いもある実績馬よりも、古馬を撃破したノッキングポイントの方が狙いが立つのかもしれない。
ちなみに、長い距離は馬体重の軽い馬が有利で、牝馬だとオークス、牡馬だと菊花賞にその傾向が出ている。
以上を踏まえると、レーベンスティールvsタスティエーラ。馬場悪化でソールオリエンス。
ヒモにサトノグランツ、サヴォーナ、ノッキングポイント。
となってしまうが、これでは人気どおりで何も面白くない。
◎ノッキングポイント。
全体にレベルが低いのであれば、古馬GⅢを制したことは大威張りできる。