へほは日記

無感動な大人を卒業して、感動屋なおじさんになります。

【物理学のお話】特殊相対性理論

前にも書いているが、なんかモヤモヤしてきた。

 

気になっているのは電車に乗っている人がじゃんけんする話。

光が目に入ったらじゃんけんするというルール。

電車が止まっていれば、両者の真ん中の光源で光った光は同時に到着する。

 

電車が光速に近い速度で走っていたらどうか。

 

光は速度の合成則が成り立たないので、光はあくまで光速度で進む。

つまり、光速に近い車内では、進行方向にはゆっくり進み、反対方向には光速の2倍近いスピードで進む。

外から見ると、光自体の速度は変わらないが、電車に乗っている人が光源に近づくか遠ざかるかの違いになる。

 

つまり、電車の後ろに乗っている人に先に光が到達してじゃんけんの動作を始める。

前に乗っている人には光がなかなか到着しないので、結構な後出しになる。

 

これが中に乗っている人から見ると、ちゃんと同時にじゃんけんしたように見えると言うのだ。本当か???

 

まず、光は外から見ても中から見ても同じはず。電車の後ろの人に速く到達する。

しかし、その人がじゃんけんの動作をした映像は今度は進行方向に向かって飛ぶ。

これは電車が光速に近い以上、ゆっくりと進むはず。

 

逆に前にいる人には光がなかなか到達しない。

だから後出しになるのだが、その動作は電車の進行方向の反対に向かって光の2倍近い速度で飛んで行く。

結局、車内でジャッジする人には同時に見える。

 

本人たちはどう感じているのか?

ジャッジに使う光は真ん中にあるから本人たちの距離より短い。

一方、本人たちの映像は相手に届いて認識されるので距離が長い。

 

そうすると、進行方向に向かう光は遅いので、電車の前にいる人に届くには時間がかかる。