昔、ドレミファドンという番組があった。
正確には分からないが、40~50年前あたりではなかったか。
名物コーナーは楽曲の冒頭部分をちょっとだけ流して曲名を当てるというもの。
イントロどん!ウルトライントロどん!超ウルトライントロどん!とどんどん短くなっていき、1秒未満のイントロで曲名をあてるというクイズになる。
物理学となんの関係があるのか。
量子力学の不確定原理と関係がある(かも)
量子は粒子でありながら、波の性質をもっている。波長があるわけだが、1粒では波長は表せない。多くの粒子で波長を現すことになる。そのうちの1粒の動きを予想することは不可能だということだ。
なぜか。
波があるということは、例えば狭い隙間を2か所設けて、光を当てると向こう側に縞模様が出現する。
これは2か所の隙間から入った光が干渉しあって縞模様になるもので、それほど違和感のある現象ではない。
この縞模様は、粒粒が集まってできている。
そうすると、2か所の隙間を通る光の粒は縞模様のどこかにあたっているわけだ。
隙間は動かないから、同じところを通った光の粒があちこちにあたっていることになる。
つまり、光の粒は狭い隙間を通った後、ふらふらとあちこちにぶつかるのだ。
そのうちの1粒を捕まえて、その後どこにぶつかるのかを予想することは不可能だ。
だって「ふらふら」と飛んでいるのだから。捕まえた後だってどこに飛んでいき、どこにぶつかるのかは分からない。
そして粒は波の性質をももっている。
波ということは、それぞれの粒粒は波のどこかを担っているのだが、1粒を捕まえてもどこを担当する粒なのかは最後まで分からない。
このイメージを持ったまま、不確定原理の話に突入!
粒子は波の性質をもっているので、エネルギーは波長の影響を受ける。波長が短いほどエネルギーが高いのだ。
粒子の移動速度はエネルギーで決まる。
一方、粒子の位置を決めると、その粒子が持つ波の性質が分からなくなる。
ここで超ウルトライントロどん!
波の一部分を切り取ってもよく分からないのだ。波の周波数を知るには1サイクル聞かないといけない。つまり一瞬を切り取っても周波数が分からないのだ。つまりは超が分からない。エネルギーが分からない。速度が分からない、ということになる。
こんな感じで、速度が分かっている場合、どこにあるか分からない。
位置が決まっている場合、速度が分からない。
時間が決まっているとエネルギーが分からない。
エネルギーが決まっていると時間が分からない。
ということになる。
当初は受け入れがたかったが、結局、粒粒の集まりが認知できるモノであって、粒粒それぞれがどういう動きをするのかは分からない、確率の話だということが理解できてきた。
言ってみれば、競馬の各レースは当たるか外れるかだ。
回収率で言うと、例えば300%か0%か。
それが積み重なると、80%になる。でも1レース1レースの回収率は全然違う。
こんな感じか?