へほは日記

無感動な大人を卒業して、感動屋なおじさんになります。

趣味が仕事という衝撃

最近、テレワークが増えたのは大変ありがたいのだが、読書時間が減った。

通勤に費やす3時間強のうち、2時間強は電車に乗っている。寝ていることが多いのだが、読書に費やす時間も多い。文庫を1日で読んでしまうこともある。

 

最近読んでいたのは、「物理学者のすごい思考法」。

難しい話はさほどなく、「物理学者」という一見レアな人種が実はまぁまぁいること、そういう人種の特徴、思考回路の特殊性などが書かれている。

著者は関西人なので、自然体で面白い。

 

著者は数式が好きらしいが、ワタクシは数学の証明問題や、物理学の話が好きで、刺激されてしまい、推奨された本を買ってしまった。

(くれぐれも、「物理学者のすごい思考法」には物理学の中身の話は思ったほど書かれていないので、その点は注意されたい。普通の読み物である)

 

相対性理論の本、しかも特殊の方を何度か読んでいるが、そのたびに(前回の記憶が消えているため)新鮮で面白い。簡単な特殊の方でさえ忘れてしまうワタクシの脳細胞が恨めしいのだが。。。

 

で、お題目に戻るが、この著者は仕事が趣味だと言い切る。楽しくてたまらないとのたまう。

 

うらやましすぎる!

 

ワタクシはシステムエンジニアだが、やっぱり年を取ると管理職になるし、会社がユーザ系なので、元々管理側の立場でもあり、例えばプログラムを組むことなどまずない。自発的にマクロを組んだり、pythonで競馬予想プログラムを作ったり(さっぱり当たらんが)するくらいだ。

 

管理職は正直、性に合わないので、毎日苦しい。

さきほどの著者のような学者も大変なのは分かるが、楽しくてたまらないと言われると、元来が研究者肌で、物理学や数学が好きなワタクシとしては、うらやましくてたまらないのだ。

 

医学にも興味はある。医者ではなく。

そういう研究分野が天職だったんだろうなぁと思うが、理系から一浪してまで文系に鞍替えした人生なのでもはややむをえない。

理系専科大学の特殊な空気に耐えかねての選択なのだから仕方ない。でもやっぱり、人生の大半を過ごす仕事人生のことをもっと考えれば良かったという後悔はある。

 

なので、リタイアしたら、物理学の一分野を勉強してみたいと思っている次第。

 

ちなみに、お題目に絡んで、いまJRの電車の映像に流れている声優さんも仕事が趣味だとのたまっていた。意外とそういう人は多いのね。

落合陽一も趣味を仕事にすべき、という浮世離れしたことを言っていたが、あながち浮世離れとも言えないのだと思い始めた。

 

 

明日も明後日もネゴシエーションが続くのでうんざりするのである。素粒子は物理学の公式にしたがって運動しているのに、素粒子の塊である人間は何でこんなに気まぐれなのか。何の公式にも当てはまらない不規則発言を発するのか。なんでこんなに面倒くさいのか。ごちゃごちゃ言わずに決まった仕事をやれよって、、、だんだん愚痴モードに突入したので、ここで打ち切る。

 

ぶちっ。