ワタクシだって好きで休日出勤しているわけではない。
てか、多くの社員がそうなのだ。
好きで一杯働いている奴なんか、いまどき少ないのだ。
ワタクシは50代。
昔のSEは何にも守られず、勤務整理簿だって紙だから上司に出さなきゃいくらでも残業できた。ていうか、しないと終わらないんだ。
早く飲みに行きたいし、好きで残業しているわけじゃない。でも、終電間際まで仕事して、そのまま飲みに行って、若いときは完徹、少し年を取るとタクシーという感じ。
昭和っぽいけど、ワタクシはさすがに昭和時代には働いていない。平成の景色だ。
時を経て、平成末期。
部下がたくさんでき、みんな忙しそうなので、「会社は残業を減らすよう言うけど、気にせず残業していいんだぞ」って、理解している風に話しかけた。
ワタクシ的には時間に追われて仕事をするよりも、もっとクリエイティブな仕事ができると思ったのだ。
しかしワカモノの反応は「はぁ。。。」だ。
「え!!!」だよ。
何そのアリガタメイワク的な反応。みんなもっと余裕もって仕事したいんじゃないの?
って思ったが、よく聞くとそうではないのだ。そんなに仕事したくない。早く帰りたいのだ。
いやさぁ、早く帰りたいってか、早く飲みに行きたいってのはそうだよ。同調するけど、やることはあるわけで、もっと時間の余裕をもって、じっくり考えたいとかないわけ?
ないんだよ。ない。
・・・・・だいぶ遠回りしたが、会社は、残業しているやつらは、ちんたら仕事しているので、さっさとやって残業するな、効率化せい!ってスタンス。
でもね、現場の連中と話をすると、そんなスタンスがいかに時代錯誤かが分かる。
ってか、こういうのって、残業の多い奴ら向けなんだよ。でも残業が多いうやつらほど、早く仕事終わらせたいはずなんだよ。
仕事タノシー。ヤメランネー。
なんてイカレタやつ、いないんよ。ふつうは。(職種によるとは思う)
会社は無駄な残業を稼がずに、さっさと帰れというスタンスなのだが、そんなやつはイマドキいない。ドライなやつらが主流なのだ。
えらくぶってしまったが、今回登場する役員も同じようなスタンスだった。
分かっていない。
だがワタクシは面倒を起こして存在をアピールするような「活き」はないので、やむなくやってるんです、をアピールし、省略許可を得た。
つまりは、いくつかのやることを省略するとともに、便乗して関係ないことも省略する所存。
いちおうそれなりの立場なので、儀礼的な打ち合わせも多いが、すべてWEB出席のうえ、内職に没頭して話を聞かないこととする。
電子署名系のものは、ぜんぶ確認せず押印。
興味ない会社からのメールは未読のまま削除。
・・・それなりの立場のやつがこんなんでいいのか?と言われそうだが、しょうがない。できないものはできない。
だいぶセイセイしそうだ。とはいえ、それだけで楽になることはないので、さらなる省力化は必要だ。