へほは日記

無感動な大人を卒業して、感動屋なおじさんになります。

【物理学のお話】9次元ポケット!

共同通信杯は予想はよかったが、馬券は雑音に惑わされてしまった。

まぁ選球眼がブレていないことは確認できた。

 

気を取り直して物理のお話。

今日は、

 

9次元ポケット!

 

秘密の道具がワンサカ入りそうだ。

ポケットから取り出した弦をブルブルブルブルって振動させると道具になる。

 

しずかちゃんを引き付ける重力子

ジャイアンを感電させる電子!

好きな場所に高速移動できる光子!

 

ではない。

 

超弦理論では9次元以外では光子の質量がゼロにならないというのだ。

だから9次元で確定。

 

その理由。

光子に発生するエネルギーをふまえて計算した時、質量がゼロにならないとおかしい。

弦は振動しているので、振動エネルギーがあり、E=mc^2より、質量が発生してしまう。

 

・・・でもー。光子は波なのだから、周波数があって、エネルギーはあるんじゃなかったっけ?

周波数は集合体で、これは粒の話なのかな???ちょっともやっとするけど・・・。

まぁこの程度でもやもやしては進まない。

 

振り子に置き換えると、一番下の位置で止まっているときはエネルギーがゼロになるが、量子力学ではこの状態は許されない。

不確定性原理により、位置を決めると速度が不確定になり、速度を決めると位置が不確定になる。

こういうわけで、エネルギーはゼロにはならない。

 

計算過程がイマイチ分からないので省略するが、光子の質量はこんな式になる。

 

2+3(D-1)x(1+2+3+4+5+・・・・・・)

 

Dは次元数。

これ、どう考えてもプラス、いや無限大でしょう。物理学者が嫌う無限大が登場するワケ。

終わりだな。

 

しかし、ここにスーパースターが現れる。

 

ドラえもん

ではなく、レオンハルト・オイラー

 

聞いたことはある。

超有名な数学者だそうだ。

 

そのオイラーの秘密の道具はこれ。

1+2+3+4+5+・・・・・・=-1/12

 

なんだよコレ。

量子力学の訳わからんのは仕方ないと思えてきたが、数学までもか。

しかし、これはさすがにないよ。

 

この式。無限大や無限和の扱い方に問題があり、厳密さに欠けるそう。

 

え?厳密さに欠ける式を使っちゃうの?

この世の中の根底にあるものだよね?

この世は厳密さに欠いた式で表されるということ???

 

・・・だそうです。

このオイラーの式を使うと、Dが9の時だけ答えが0になる。だから9次元なのだと。

 

言い方を変えると、この世は9次元なので光子の質量はゼロになる。厳密さを欠く計算だけどね。

 

・・・いやー凄いよ。こじつけにも程があるのだが、どうやら真実らしいのだ。

 

そんな危うい土台の上に、確率でしか表せない素粒子がいて、この世は成り立っている。

でも見える範囲ではニュートンやマクスウェルの法則が正確に成り立っている。

構成物は不確定で、次元は厳密さを欠く計算でしか成り立たないのに。

 

ドラえもーん!なんとかして!