今日は、反物質の話。
の前に、反物質が予言される前段として、光速で移動する粒子は過去にさかのぼる、というワケの分からない話に取り組まないといけない。
(嘘です。ただの電車です。中の人も太郎と花子。メーテルではない)
今度はメーテルが前。
前にいるメーテルは後ろにいる鉄郎めがけて電子を投げる。
・・・シュールすぎる・・・
その電子が仮に光速より速い場合、どうなるかというお話。
大栗先生は、
・光速より速いと、先に鉄郎が受け取ったように見え、次にメーテルが投げたように見える。
・これは電子の速度が無限大だと仮定すると、メーテルが投げたと同時に鉄郎が受け取ることになることから、イメージしやすいはず。
このように説明されている。
2点目はそうだ。
速度が無限大なら、メーテルが投げるのと鉄郎が受け取るのは同時だ。
しかし1点目はまるで納得感がない。
(1) 速度が光速より遅いと、投げる方が先だ。
(2) 速度が無限大だと、投げるのと受け取るのは同時だ。
速度が光速を超える場合は、(1)と(2)の間ということになる。
その場合、投げるのが後になるっておかしいよね?
そもそも、速度が無限大というのは、相対性理論の範疇ではない。光速度を越えてはいけないのだから。だから(2)は感覚的にはそうだが、理屈が立っているのかは分からない。
この問題に、テツ&メテを登場させたのが間違いな気がする。
光速で移動すると、時間の経過がゼロになるのだ。
速度を光速で割ったものを2乗して、1から引いて、それをルートしたものに通常の時間の流れをかけると、その速度で移動した際の時間の流れを導ける。
このうち「速度を光速で割ったものを2乗して、1から引いて」の部分が、光速だとゼロになるのだ。
光速を超えると、虚数になってしまう。
なってしまうが、光速で時間の流れが止まるなら、光速を超えると過去にさかのぼるというのはそんな気がする。
・・・というか、そうなのだ。大栗先生がそういうのだから!