どの牡馬よりマスクトディーヴァの方が強いかもしれない。
ただ、15ハロン超やダートではまだまだ牡馬が強い。
なぜこんなことが言われているのか。
オークス 2:24.1
8ハロン=1:36.0
4ハロン=48.1
ダービー 2:25.2
8ハロン=1:38.0
4ハロン=47.2
ちなみに、牡牝通じて断トツで強いリバティアイランドを除く。要するにダービー1着とオークス2着を比較している。
それでも1秒も負けているダービー。ペースが遅かったといえ、どうなんだ。特に先行した馬は。
実際、ダービーで4コーナー6番手からタイム差なし3着に入ったハーツコンチェルトは神戸新聞杯で馬券にも絡めず。
同じく6番手のソールオリエンス、4番手のタスティエーラのレベル感が分かる。
その神戸新聞杯はレコード。
ローズSを勝ったマスクトディーヴァはリバティアイランドを追い詰めて2着だから、神戸新聞杯組も期待できるのか?
前5ハロン=57.3
後3ハロン=34.0
前5ハロン=61.2
後3ハロン=33.6
距離も違うし一概には言えないが、前5ハロンで3.9も差があって、それでもコースレコードになったのは、後半5ハロンが57.2とタフな流れになったからだ。
ハーツコンチェルトが負けたのは、そういうタフな流れが合わなかったからだろう。
逆にタフな流れがあっていたのはサトノグランツ。各馬がばてた残り50mの伸びは圧巻だった。
冒頭書いたが、オークス2着馬に1秒も負けているダービー。
そういう緩い流れで上位を占めた馬の信頼度はかなり低い。
ローズSほどのレベルではないものの、後半57.2という厳しい流れを切り抜けた神戸新聞杯組を評価すべきか。
やっぱりこの流れで、最後まで伸びきったサトノグランツを評価すべきだろう。
残り5ハロン時点の位置取りを考えると、この馬の後半5ハロンは57秒を切っているはず。
それで最後の50mくらいでグイっと伸びたのは、スタミナを切れを証明したもの。
京都で同じパフォーマンスを発揮できるかが微妙ながらも、評価せざるを得ない。
流れ自体を作ったファントムシーフは春に減っていた馬体重を戻したことが好走要因か。
サヴォーナも、一瞬は勝ったかと思う内容。パドックを見ると青葉賞の時より胸前が盛り上がり、腹からももが引き締まっている。この馬も馬体重を戻して調子を上げてきたクチ。
ダービー組の信頼性がイマヒトツなら、古馬相手に好走しているノッキングポイント、トップナイフも評価すべき。
そしてドゥレッツァ。
3勝クラスも通過点に過ぎない内容。重賞の一つや二つは軽々取れるだろう。
結構人気なので、先物買いにはならないが、長距離も向きそうで、外せない。