宇宙に出ると、地球の引力の影響が弱くなり、無重力状態になる。
無重力状態だと骨が弱くなる等の悪影響があるので、昔の宇宙ステーションは高速回転していた。遠心力を重力代わりにしたということやね。
この宇宙ステーションで、円周を量ってみたい。
なぜかって??そういうことは考えない。とにかく量るの!
宇宙ステーションの中の人が1mの定規を持った。
外から見ると、高速でぐるぐる回っている。
すると、、、
特殊相対性理論により、定規は縮んで見える。要するに1mないようにしか見えん。
そんなんで円周を量るものだから、定規を何度も使う。
結局、直径に対して3.14倍を上回る測定結果が出る。
すると、中心角は360度以上ということになる。
これが相対性理論による遠心力の考え方。
イメージはよく分かる。外に逸れていく感じね。
前に書いたが、地球による重力もこんな感じで中心角が360度より小さくなり、内に寄っていく感じになる。
イメージはよく分かる。
でもさ、、、動いていないモノにも力が働くよね?前にも言ったけどさ。
イメージでしかなくね??
急加速する車に乗っていたら、シートに押し付けられるよね?
急ブレーキを踏んだら、シートベルトが無ければ前に飛んで行ってしまうよね?
これも加速度により空間が歪んだことによる幻想だという。
幻想???
ディズニーランドのスターツアーズでは、この加速度を疑似体験することにより急降下やワープを疑似的に体験できる。しかしその大元である慣性の法則自体が幻想だというのだ。
だけどスターツアーズは動いてないよ?加速度なし。ただ重力を利用して加速度を疑似体験しているだけ。
重力自体が空間が歪んだゆえに感じるということなので、重力を利用している時点で空間の歪みを利用しているということか。
なんだかもやもやするが、GPSの話に行こう。
GPSは30個ほどのの人工衛星のうち、4つ以上の衛星から信号を受け取ることにより、時間と位置を正確に割り出す。
時間が重要な要素なので、3万年に1秒しかずれない原子時計が使われているそうだ。
で、その重要な時間。
相対性理論により、いとも簡単にずれる。
衛星は地球の自転にあわせてものすごいスピードで動いているので、時間の進みが遅れる。
一方、地球の重力の影響が少ないので、時間は進む。
差し引くと、1日あたり39マイクロ秒遅れる。1秒の30分の1程度。
そんなん、気にしなくていいのでは?と思うが、GPSでは時間に光速をかけた値が距離になるので、1日あたり12キロくらいずれる。
これではさすがに使えない。
GPSの技術があっても、相対性理論がなければ、1日12キロずれる理由が分からず使い物にならないことだろう。
そんな壮大な話があろうとは。。。