熱力学のお話。
一般的に、物体は温度が上がると膨張する。
電車のレールがガタンゴトンとするのは、膨張を考慮して切れ目を入れているためだ。
じゃぁ、礼服のアジャスターもそうかな?膨張を考慮してるじゃん。
ちがうわ。
なぜ膨張するのか。
おじさんのお腹の場合は、炭水化物の取りすぎだ。念のため言うが「取りすぎ」だから。炭水化物は絶対に必要なものだ。
(これを分からずに極端なダイエットをする女子や、コメ農家を守っているつもりの言動をする人がいるが、もうちょっと冷静に考えるべきだ)
だいぶ話が逸れた。本題に戻す。
それは、物体を構成している分子の動きが激しくなるから~。(チコちゃん風)
物体を構成する分子は個体であっても静止しておらず、小刻みに振動している。
えぇっ!
ワタクシのサーモスのタンブラーも小刻みに振動しているということか!?
ビールが泡立ってしかたないじゃないか!炭酸がすぐ抜けてまうわ!
ってか、ビールも小刻みに振動しているんだよ。
まずいな。。。北側の部屋に備蓄している一番搾りはいまも小刻みに振動しているのだ。それを空けるとぶわっと!
なるか!!!
その分子の振動がエネルギーであって、熱として現れる。
だから、外側から熱(エネルギー)を加えて温めると、分子のエネルギーが高まり、運動が激しくなり、膨張する。
逆に冷ますと分子の動きが少なくなり、物体は縮む。
温度と体積は比例関係にあり、理論上、マイナス273.15度で体積がゼロになる。
実際には、液体や固体に変化してしまうので、比例にはならない。あくまでその温度まで気体でいた場合の理論値だ。
次に圧力。
これ、よく感じるわー。
1立方センチメートルあたり、10の19乗もの分子が存在している。
さぞかしぎゅうぎゅう詰めかと思いきや、各分子は自身の1000倍もの空間を占有しているそうだ。
しかもだ。
分子の元である原子は原子核と電子で構成されているが、電子が山手線の軌道を飛んでいるとすると、原子核は野球ボール程度だという。
つまり分子自身がスカスカなのに、分子間も広大な空間が空いているのだ。
そう考えると、急に息苦しく感じる。
この空間にはほとんど酸素がないのだ。
ただでさえスカスカの空気。その大多数は窒素なのだ。酸素は1割?2割?その程度だ。
ほとんどない。レアキャラといっていい。
く、、、苦しい。。。息苦しい。。。生きづらい。。。
・・・そんなスカスカの空気がぶんぶん飛び回って、あちこちにぶつかる。
虫か!
その小さくて少ない分子がぶつかるのが圧力。
実はめちゃ力強い!
だって、1平方メートルあたりの圧力は10トン!
オスのアフリカゾウ+メスのアフリカゾウくらいの重さだそうだ。
なんか凄ない?分子。
そりゃ吸盤もビッタリ引っ付くわな。
ゾウ2頭分の圧力を受けても人間がぺちゃんこにならないのは、人間の体自体が外側に同じだけの圧力をかけていて、釣り合っているのだ。
だから、宇宙服を着ないで宇宙に出ると、
パンっ!!
何しろゾウ2頭分の圧力だからね。
ところで、圧の強い人おるやん。
あれは何の分子がぶんぶん飛んでいるんだろうね。
普通の空間は窒素分子が多数派だけど、それより重い分子がぶんぶん飛んでいるのだと思う。
候補は二酸化炭素。
二酸化炭素は窒素より重い。
つまりだ。
圧の強い人は、無駄に酸素を二酸化炭素に作り替え、それをまき散らすから空気の重みが増し、結果的に圧が強くなるのだ。
本当か?
過呼吸なのだ。脱炭素の敵なのだ。まったくSDGsではないのだ。
本当か?