中山記念は過去、ドゥラメンテ、ジャスタウェイなどのスーパーホースや、グランアレグリアをねじ伏せたダノンキングリーなど、勝ち馬のレベルが高い。
そんな中山記念の過去10年のうち、良馬場だった8回を比較した。
勝ち馬 前5ハロン 後4ハロン
パンサラッサ 57.6① 48.8⑧
ヒシイグアス 57.8② 47.1④
ウインブライト(ブレイク直前) 58.2③ 47.3⑤
ナカヤマナイト 58.6④ 48.7⑦
ウインブライト(ブレイク前) 59.2⑤ 48.4⑥
ダノンキングリー 59.3⑥ 47.0③
ドゥラメンテ 59.4⑦ 46.5②
ネオリアリズム 61.4⑧ 46.2①
当然、前半が速いと後半は遅い。その逆もしかり。
だが、こう比較すると、レベルが歴然と浮かび上がる。
ウインブライト(ブレイク前) 59.2⑤ 48.4⑥
ダノンキングリー 59.3⑥ 47.0③
ドゥラメンテ 59.4⑦ 46.5②
前半はだいたい同じだが、後半の差が激しい。
やっぱドゥラメンテは凄いのね。
これも気になる。
ヒシイグアス 57.8② 47.1④
ウインブライト(ブレイク直前) 58.2③ 47.3⑤
ナカヤマナイト 58.6④ 48.7⑦
完全に逆。前半速い方が後半も速い。
これも。
ダノンキングリー 59.3⑥ 47.0③
ヒシイグアス 57.8② 47.1④
前半が1.5も違うのに、後半はほぼ同じ。
そしてこれ。
パンサラッサ 57.6① 48.8⑧
ヒシイグアス 57.8② 47.1④
力差は歴然であるとともに、ヒシイグアスの強さが際立つ結果に。
前走は明らかに仕上がり途上だっただけに、今回こそは実力を発揮すると見る。
話は変わってパンサラッサとタイトルホルダーの関係。
以前に、タイトルホルダーは残り5ハロンから速いラップを並べて後続の脚を奪うという旨を書いた。
これを宝塚記念にあてはめると6ハロン走ってから速いラップに移行するということ。
12.7-11.2-11.3-11.1-11.3-11.5
この後はこう。
11.6-12.2-13.5
なかなか追いつかないと見る。
しかもタイトルホルダーのさらに後続も、6ハロン走っただけではばてない。
7ハロン目は少し差を付けられるかもしれないが、8ハロン目からは十分についていけるはず。
やはりタイトルホルダーは厳しいと言わざるを得ない。
今のところ、エフフォーリア、ヒシイグアス、アリーヴォが本命候補。この3頭の3連単が勝負かな。