タイトルホルダーの仕上がりがいいらしい。
前回も書いたが、昨年の有馬でタイトルホルダーにかけて、残り1ハロンで馬群に飲まれたシーンが焼き付いている。
4コーナーですでにディープボンドに直後に付かれ、間もなく交わされてしまった。
今年の2戦で1.1、0.6もちぎった相手だ。
このことをずっと考えているが、答えが出ない。
今年の宝塚と昨年の有馬の違いを何度もVTRで見たが、分からない。
ただ言えるのは、ディープボンドの上りタイムに差があることだ。
ディープボンドが0.4先着した有馬、0.6負けた宝塚、1.1負けた春天の順で、
36.1、36.6、37.1
おぉ美しい数列!
ここまで美しいと意味があるはずだ。
・・・大した意味はない。つまりは、道中で相手の脚をどれだけ奪うか、この1点にかかっている。
これを横山和が分かっているかが鍵。
ワタクシの予想では、和生は分かっていると思う。
彼は非常に理論派だ。よく考えて乗っている。
タイトルホルダーのリズムだけ考えればいい春天と、後続の脚も考えないといけない宝塚では乗り方が違うはずだ。まして後者にはパンサラッサという面倒くさいヤツがいたのだ。
結果、ディープボンドとの上がり差は以下のとおりだ。
春天 0.7
宝塚 0.5
後続の脚も考えて、春天と同レベルに持って行った彼の手腕なら、今年の有馬を託していいと思う。
さて、ヴェラアズールとの対戦。
ヴェラアズールがただのGⅠ級ではなく、時代を代表するレベルのGⅠ級なのはワタクシが保証する。
ただ、タイトルホルダーが演出する、末脚を奪う流れ。
切れすぎるヴェラアズールには、かなりこたえると思う。
とはいえ、シャフリヤールより数段上の素材だけに、ハイペースが不向きだったとしても、恰好は付けると思う。
結局は本命をタイトルホルダーに変更する。
そして逆転もある対抗がヴェラアズール。
3番手はジェラルディーナと考えていたが、けっこう人気している。
前回、グランプリ女の系譜を継ぐと書いたが、リスグラシュー、クロノジェネシスと比べると、戦歴が薄い。
前言撤回で、基本はエリ女までかなと思う。
要するに、タイトルホルダー、ヴェラアズール、イクイノックスの3強による争いだ。