個人タイムトライアルの結果は今シーズンを凝縮したかのような結果だった。
タイムトライアルも、スプリントも、逃げも、何でもハイレベルにこなし、超級山岳でポガチャルを置き去りにする怪物、ワウトファンアールトが完勝。
それに迫ったのは、大方の予想を覆すマイヨジョーヌの激走。
クライマーだと思っていたら、タイムトライアルもとんでもない強さを見せたヨナスヴィンゲゴーが2着。これも怪物。
そして元祖怪物タディポガチャルはちょっと残念な3着。
でも5着のフィリッポガンナはタイムトライアルのスペシャリストで「トップガンナ」の愛称まである選手だ。それが5着なのだから、いかに上位が凄いかが分かる。
4着のゲラントトーマスは、当時の怪物クリスフルームを下してツールドフランスを制しているトップ級の選手。それがまったく歯が立たないのがヴィンゲゴーとポガチャル。
当分、この2選手の時代が続きそうだ。。。
と思ったが、そう簡単には行かないのだろう。
3年前にエガンベルナルが出てきたときには、当分ベルナル時代が続くと思った。
翌年には絶対王者はプリモシュログリッチで、それを破ったのはポガチャル。
さらに翌年にはポガチャルが怪物級の走りを見せ、当分ポガチャル時代が続くと思われた。
で、今年はこうだ。
まぁ2強の方が面白いよ。
しかもポガチャルが追う立場の方がレースが盛り上がる。
今年はチーム力の差で大きな差になってしまったが、力差はそこまで大きくないはず。
来年はポガチャルに頑張ってほしい。なおさら推しを強く感じたのでした。