ポガチャルがマイヨジョーヌを着ているより、着ていない方が圧倒的に面白い。
ちょっとヴィンゲゴーが強すぎるだけであって、ポガチャルの攻撃はかなり強い。
昨年のピレネーで、2戦連続で総合ワンツースリーでフィニッシュしたシーンを見て、当分はポガチャル時代は続くし、その相手はヴィンゲゴーだろうと思った。
3着がカラパスなのだから、誰しもそう思うでしょう。
明日、明後日で、ポガチャルがどこまでヴィンゲゴーを崩せるか。
難易度が高いほどチャンスは産まれるものの、ヴィンゲゴーは若いのに熟練の落ち着きがあって、大差をつけるのは難しいと思う。
追いつけなくても無理せず、マイペースでベストを尽くす走りができる稀有な選手。守りに入って強いタイプだ。
一方のポガチャルは2年前が示すように、攻めてこそ面白い選手。
ポガチャルファンとしては、ちょと歯がゆいけど、レースは面白くなっている。願わくば、もう少しタイム差が少ないと良いのだが。
もう一方の攻撃者は正代。
ワタクシ、正代の相撲に辛辣なんだが、内心は正代が勝つと嬉しいのだ。
何故かというと、やっぱり取り口にあると思う。
腰高はワタクシの嫌いなポイントなのだが、攻めたときの強さは豪快でスカッとする。
今日の遠藤戦はそれがいかんなく発揮された。
やっぱり、強い「大関正代」が戻ってきている。
上位陣がふがいない状況が続いているので、正代には奮起してほしい。