へほは日記

無感動な大人を卒業して、感動屋なおじさんになります。

【競馬のお話】時を戻そう

いつものことだが、これまでウダウダ書いてきたことをいったんリセットする。

じゃないと、ジオグリフ推し、ドウデュースでぃすになってしまう。

 

まず前提。

4強の序列に加え、穴馬(先行馬だと思う)を考えてきたが、いくら先行有利の馬場だったとしても、4強の牙城をおびやかす存在は見当たらない。4強の序列がすべて。

 

それでは今日の馬場から。

今日は最内の人気薄があわやの好走を繰り返していた。

さすがに馬券圏内には残れなかったが、例えばアスクビクターモアなら相当粘るのではないか。(ただ、当馬は東京と中山のパフォーマンスが違いすぎるので、東京では買えない)

 

差しが届かないわけではないが、同じ力量なら前にいるほうが有利と思える。

 

次に皐月賞の再評価。

やっぱりあの日はインが不利なのは間違いない。

それを裏付けるのがドウデュースのパフォーマンス。

 

中山では一線級のアスクビクターモアに対して、4コーナーであの位置では先着は絶望的だ。

事実、ドウデュース本命だったワタクシは4コーナー手前で天を仰いだ。

 

しかし、最後にダノンベルーガまでかわしきった。

馬場がイーブンなら、ドウデュースの前にアスクビクターモアがいたはず。その前にダノンベルーガがいたとしたら、勝ち負けに加わっていたのは間違いない。

 

それから1,2着馬の評価。

確かにイクイノックスはジオグリフのいい目標になってしまった。

抜け出すのが速すぎて、さらに格好の目標になった。

 

とはいえ、ゴール前の一瞬だけで後ろから1馬身突き抜けた内容を考えると、両馬の人気の差は不当と思える。直線伸びて逆転するイメージはもてない。

 

次に距離適性。

ジオグリフは父ドレフォンから距離を不安視されている。

しかしジオグリフもデシエルトも距離が不安な体型ではない。

ジオグリフは朝日杯で付いていけない感じだったことから、むしろ距離伸びた方がいい印象すらある。皐月賞もゴールまで止まることなく伸び続けていた。

 

あえていうと、2頭ともパドックでチャカチャカしている。ドウデュースを筆頭にダノンベルーガ、イクイノックスが落ち着いているのとは対照的だ。

折しも明日は32度の予報だ。スタンド前で猛暑。チャカチャカと発汗して体力を消耗するリスクはある。

 

ドウデュースは2歳暮れに朝日杯を選択し、春は弥生賞から皐月賞

その皐月賞は後方から。終いは矢のような伸び脚。

どこからどう見ても距離不安しか感じない。

本当にダービーを狙うなら、いまどきは共同通信杯から皐月賞、あるいは皐月賞ぶっつけであるべき。あるいは毎日杯から皐月賞を飛ばすか。

 

こう見ていくと、やはりドウデュースが距離適性で一歩後退。ジオグリフはリスクを抱える状況。

結局はワタクシも皐月賞後にコメントしたが、世間の評判通り、イクイノックスとダノンベルーガが好走確率が高いということになる。

 

最後に展開。

ジオグリフは福永なら位置を取りに行く。いつもどおりのポジションになる。

イクイノックスは前走、一瞬の脚が速すぎて先頭に立つのが速かった。ジオグリフより後ろから、ギリギリまで追い出しを我慢する格好か。

ダノンベルーガも前走は1枠を気にして出していったが、本来はもう少し後ろが定位置。

ただしこちらは一瞬の脚がないので、早めに追い出して長く脚を使う。

ドウデュースは前走よりは前に行くと思うが、イクイノックスを見るくらいの位置取りではないか。

 

上記の隊列で直線を向く。

ほどなくダノンベルーガが追い出しにかかる。

他3頭は一瞬の脚を活かすのがスタイルなので、追い出しを待つ。

ただ、ジオグリフは朝日杯や皐月賞の内容から、なかなかトップスピードに上がらないと思われ、皐月賞のゴール前の迫力から考えて、追い出しを早めるのではないかと思う。

 

そうなると、内前有利の馬場傾向から、ジオグリフが一番展開利がある。

あとはダノンベルーガ>イクイノックス>ドウデュースか。

 

結論としては、ジオグリフに一番魅力を感じるが、スタート前から体力を消耗するリスクがある。

中心はジオグリフ。ただしタテメは必須。こういう感じかな。

 

ジオグリフの相手はダノンベルーガとイクイノックス。

タテメは普通はダノンとイクイになるが、この2頭の組み合わせは異様にオッズが低い。

 

ジオグリフが馬券圏内から消えることに備えた「タテメ」なので、ドウデュースの繰り上がりを想定する。

 

ドウデュースからダノンとイクイにもオッズ差がある。イクイノックスの方がおいしい。

ワイドで12-15,15-18,13-18の3点。

 

~番外編~

以前にワイド馬券のススメを書いた。

ワイド馬券にはいろいろな買い方があり、予想だけでなく買い方の工夫も勝負の一端である。

その一つに、4頭が堅いのなら、その4頭を半分に割って、ワイド2点という買い方を紹介した。

 

本当に4頭で堅いのなら、その2点で確実に的中する。どこで割ってもOKだ。

 

この「どこで割ってもOKだ」がカギで、実はオッズには不当な偏りがあるものだ。

今回でいうと、ダノン-イクイの馬券は売れすぎている。極点にオッズが低いのだ。

 

このため、例えば1万円を目指すとして、割り方によって以下のような差が出る。

(23:04現在)

12-15と13-18の2点: 4,300円

12-18と13-15の2点: 5,400円

 

こういうオッズ差を突くようなことは、投資の世界では常識だ。だから投資の世界では、ここまで大きい差は出ないが、馬券の世界でこんな比較をしている人は稀なので、大きな差が出やすい。

 

ワタクシは予想に重きを置く(儲けは二の次)ので、今回は採用しないが、あまりに迷う場合には使う。過去に何度か実践している買い方だ。