NHKマイルカップに前のめり過ぎて、一番書きたかったことを忘れていた。
武史ジョッキーの活躍の影で、和生ジョッキーはどんな気持ちなのだろうかと気になっていた。
豊と幸四郎は兄の方が活躍している珍しいパターンで、一般的にスポーツ界は下の方が成績を挙げることが多い。
え?荻原兄弟??あれは双子やろ!
そんなわけで、和生ジョッキーが優勝した時点から、油断すると熱いものが溢れそうなワタクシが嫌になった。
インタビューを見たい気もしたが、もらい泣きしかねないと思って身構えていると、実にあっさりとしたものだった。
まぁまだ若いし、むしろ早くGⅠに届いた部類だろう。
それにしてもサバサバしていて、兄弟はよく似ているなと思った。
気持ちの切り替えが速く、素直で、大胆。
ノリはいい子を授かったね。
まぁそのノリの指導も良かったのかもしれない。
ノリの言葉を引用。
「勝ったらいい騎乗というわけじゃない。負けても勇気を持った騎乗だったら、よかったなと思うし、声をかける。勇気を持った騎乗ができるかどうかが大事」
素晴らしいね!
結果に関わらず、勇気をもって挑むことは大事。
やっぱり何かと苦労したノリらしい。
ノリは二世ということもあったのか、ちょっと繊細な面もあってね。いろいろありましたね。
でも今やマジックを操るレジェンドとして君臨しているし、素晴らしい息子も育てて、大成功と言えるよね。
ひいき目もあるが、一世を風靡した武史ジョッキーより、和生ジョッキーの方が信頼感があると思うんだよね。
理論家で、大胆な面もあって、安定していると思う。
一方の武史ジョッキーは天才肌だけど、ちょっと繊細さに欠くところがある。
田原成貴が、ちょっとあたりが強くて、例えばレシステンシアなんかはそっと出してもびゅーっと行くのに、強く出している、みたいなことを書いていて、すごく納得感があった。
さすが元スタージョッキーだよね。感覚が鋭いよ。
ただ、そのあたりもあっさりと修正してくるのが横山兄弟だと思っている。
淡々とした感じで、さらっと頂点をかすめていくのではないかと期待しているよ!