ちなみに、今の物理学のお話は、大栗先生の超弦理論入門に沿って書いているが、ちょっと理解が追いつかないところとか、すっ飛ばしている。
一番気になっているのはゲージ原理。
あるものの測り方を変えても力の働き方が変わらない。
大栗先生の説明はするする入ってくるのだが、結局のところ、測り方を変えるって何?が分からない。
たとえ話では、為替相場を取り上げている。ある国がデノミしても複数国間の為替の関係性が変わらないと。それは分かる。
これを電磁気学に置き換えると、為替相場は位相にあたるのだとか。
で、位相の測り方を変えるってなんでしょう?位相にはデノミなんてないから、デノミが何にあたるのかが分からない。
なので書けない。
なので飛ばす。
今日は重力のホログラフィー原理。
いろいろ説明を割愛するが、ブラックホールには事象の地平線があり、その内側は光さえも脱出できないため、中のことはまったく分からない。
その事象の地平線には、開いた弦が張り付いていて、その弦でブラックホールのことが説明できるという。
その開いた弦は、閉じた弦が事象の地平線を跨いだものと考えられる。地平線の向こう側は見えないので、閉じた弦の一部分だけが見えていて、こちらから見ると開いた弦に見えるのだとか。
で、気になるのは、その開いた弦は事象の地平線に張り付いている。要するに表面だけで中のことが分かってしまうと言うのだ。しかも表面にいるのは開いた弦なので、重力は含まれない。(重力子は閉じた弦が振動しているため)
つまりだ。
3次元(重力含む)のことを、2次元(重力含まない)で説明できるということ。
9次元の超弦理論(重力含む)と3次元の場の量子論(重力含まない)も同等なのだとか。
かたや次元差1、かたや6だが。。。
こうなると、次元ってなんだろうね?重力って何だろうね?となる。
昨日の話でも、10次元をコンパクト化する時の半径が結合定数に置き換わるという話があった。
要するに、理論の中では次元は力となんら変わりない、ただの要素の一つということなのだろう。
ワタクシたち、当たり前のように3次元空間で暮らしているが、昨今はメタバースという仮想空間も出てきている。
デジタルツインコンピューティングという技術もある。
これは現実社会のデータを取り込んだ仮想空間が並行で存在し、その中でシミュレートされた最適解が現実社会にフィードバックされるというもの。
分かりにくいね。
例えばエレベータの制御が分かりやすいか。
今でもエレベータの制御は複雑な計算をしているものがあるのだが、そこに過去データを基にした予測を加味する。
例えば、特定の階には大きな会場があるとする。
その階からの呼び出しは閑散としている時間帯が多いが、セミナーが終わると一斉に人が階下に降りる傾向があるとすると、その端緒を読み取って、エレベータの制御に先回りして活かす。
あるいは、タワマンのエレベータにて、出社時間帯に集中することを予測して制御に活かすとか。
もっと発展させると、自動運行のバスなんかも視野に入る。
飲食店の発注も自動化されるかもしれない。
この例だとAIと大差ないが、もっと社会全般をシミュレートして予測するようなことが考えられている。
このように仮想空間が当たり前になっていくると、次元に関する理解は得やすくなるのかもしれない。
で、タイトルに戻るが、アイカツのカードは、このマルダセナの対応を活用しているに違いない。3次元の洋服が2次元のカードになって・・・・(絶対違うと思う)