素粒子は点だと考えられている。
だが、素粒子が点だと、素粒子の質量が無限大になってしまうという問題がある。
という話からスタートする。
だから0次元の点ではなく、1次元の弦(ひも)なのだということだと思う。
もう少し正確に書くと、点というのは幅も厚みも高さも何もない。0次元だから。
これはワタクシのような一般ピーポーの感覚と違うのではないだろうか。
ワタクシは電子も陽子も、あるいは最近知ったクォークも、いずれも球体をイメージしていた。0次元の点ではありえない。
でも物理学者のイメージする素粒子は点なんだって。
でも点じゃ困る。あちこちに無限大が出てきてしまう。あぁ困ったと。
・・・共感できないっす。
共感できないけど、話は進む。
点は放棄せず、無限大を無理やり何とかする案が朝永さんら複数の物理学者から提唱された。超丸めて説明すると、素粒子が元々持っている質量をマイナスと考え、結果的に無限大にならないような計算をするそうだ。
そこまでして点を守るんかい!
と思ったが、この計算方法が想像以上に有効で、大活躍したそうだ。
・・・まぁ、もう何があっても驚かないよ。素粒子の世界・・・
ここでもう一つ感覚がズレている話。
以前も書いたが、原子を構成する原子核と電子の位置関係。
山手線の中に野球ボールを表現したが、具体的に数字で書くと、
原子核の直径は、電子の起動半径の1万から十万分の一程度に過ぎないとのこと。
・・・山手線が1周34.5キロだそうなので、平均半径は5キロちょい。
その十万分の一は5センチちょい。
野球ボールの直径は7センチちょいだから、まぁまぁ合っていたか。
要するに、ワタクシたちの体も、ワタクシが握りしめているサーモスのタンブラーも、みなさんの脳みそも、
ほぼほぼ、スカスカ!
ワタクシの頭の中では、東京スカパラダイスオーケストラの生演奏が流れていますよ。
信じがたいが、サーモスのタンブラーは物質(フェルミオン)より隙間の方が圧倒的に多いのです。
それほど「強い力」が強いということだろう。そんなに隙間だらけなのに、水も空気も漏らさないのだから。
いやホント、カッチコチでしょ?これが隙間だらけと言われても・・・