へほは日記

無感動な大人を卒業して、感動屋なおじさんになります。

【競馬のお話】リアルじゃない二刀流って何??

最近、流行語大賞の上位の言葉を初めて聞くことが多い。

 

年を取ったせいもあるが、ソースが多様化していることも大きいだろう。

昔はみんなテレビがソースだったから、学校に行くとみんなコマネチをやっていた。

 

そんなわけで、リアル二刀流の「リアル」の意味がマジで分からん。

なに?なんちゃって二刀流のメジャーリーガーっていたっけ?そういうことじゃないの??

 

それはいいとして、二刀流で話題になっているソダシ。

血統的には確実にダートの方がいいに決まっているし、調教もかなり動いている。走法もパワー型でダート馬でもおかしくはない。

 

だから突き抜ける可能性はある。

でも不安もかなり大きい。

人気を考えると手が出ないというのが当欄の結論だ。

 

チャンピオンズCは年によって振れ幅の大きいレースだ。

過去5年のレース上りを並べると、

37.7、36.2、35.9、35.7、37.0

 

真ん中の3年だと、差し馬は35秒台を求められる。これでは地方中心に活躍している馬は勝てない。

逆に去年のように37.0だと36秒台で差し切れるので、チュウワウィザードがゴールドドリームを突き放す結果となったのだ。

 

35秒台を求められるなら、フェブラリーSワンツーのカフェファラオ、エアスピネルを見直す必要がある。

一方、36秒台ならチュウワウィザードやテーオーケインズとなる。

 

この見極めが必要だ。

 

ここでソダシが登場する。

不運なことに1番を引いてしまった。この枠では逃げるしかないだろう。

2番のカジノフォンテンは行かせるかもしれないが、前に行くことは確実。

 

こうなると鍵を握るのはデムーロのカジノフォンテンと川田のクリンチャー。

 

カジノフォンテンは川崎記念でオメガパフューム、かしわ記念ソリストサンダーを完封した地方の実力馬。上り35秒台では出番がないので、それなりに飛ばしていくことになるだろう。そのあたりはデムーロだからひよってスローに落とすことはないだろう。

 

クリンチャーは最も強かったのが昨年のみやこS

エアアルマスの速い流れを早めに押し上げて、突き抜けた。この時の上りが37.3。36秒台の決着ではなく37秒台がベストの馬なのだ。

そこは川田がよく理解しているはず。前走は武豊が優等生なレースをして速い上りを誘発してしまったが、川田は先行力を活かす競馬が天下一品なので、緩いペースにする愚行はしないはず。

 

ペースが落ち着くことは考えにくい。ソダシには逆風と思える。

 

37秒台で先行して粘れるクリンチャー。

36秒台で差せる流れが味方するチュウワウィザードとテーオーケインズ

これが中心。

 

押さえは緩い流れになって、ソダシが押し切るケース。

35秒台の差しが活きるならカフェファラオの競馬だ。エアスピネルとのワイドを押さえる。