へほは日記

無感動な大人を卒業して、感動屋なおじさんになります。

離見の見

ワタクシの愛読書の一つである花鏡の一節にこのような記載がある。

 

離見の見にて見る所は、すなはち見所同心の見なり

 

離見の見というのは、イメージ的には幽体離脱して自分を見つめるような感じ。

ザ・たっちのネタじゃないぞ。(そういえば、ザ・たっちはどこ行った??)

 

観客からどう見えているかを意識せよということ。特に後ろ姿は自分では分からんので、ことのほか気を遣えと。

 

つまり、自分の見えている範囲で判断するのではなく、観客からどう見えているかを意識すべきという教え。役者魂やね。

 

昨日の娘の新発見を聞いて思った次第。

かみさんが歌声も自分が思っているのとは違うよ、と説明しているのを聞いて、勝手に陶酔して謡うのは、もしかして皆さんに苦痛を与えているかもしれんと思った。

 

だが。。。

 

カラオケそのものに行ってない。

このご時世、飲みにもいけないのに、よりによってカラオケはない。早くカラオケに行けるようになりたいね。

 

その際は、離見の見を思い出し、、、どうしたらええんやろうね。やっぱ自分の声は分かんないよ。録音して後で聞いてみろってか。そうね。。。やめとくわ。