へほは日記

無感動な大人を卒業して、感動屋なおじさんになります。

奥深い土の世界

今日は南風が強かった。

おかげで昨日敷いたワラの大半が飛んで行ってしまった。

南側にあった建物がなくなったせいか、やけに南風の強い日が多い。ワラはどうしたらええの?

 

ワラ問題はいずれ考えるとして、土について残念な事実が分かった。

ニンジンの後作にサツマイモを考えているので、土の水はけを良くしようと、かなり気が早いがホームセンターに改良剤を買いに行った。

何の下調べもせず。。。

 

多肉植物の土が大半余っているので、それでもいいかなと思っていたこともあり、おざなりだったのだ。

 

それが残念な結果につながる。

 

想像していたようなものはあった。

日向石とパーライト

日向石の袋に書いてあった説明はまさに思っていたとおりのことだった。しかし手に取った時の軽さが断然違って、パーライトの軽さが想像していたものだった。

 

これだな。

 

説明には通気性と排水性と書かれてあり、思っていたとおり。

ただし表には保水性の文字が。。。

 

排水性?保水性?どっち??

 

これがワタクシの悪いところなのだが、こういうとき、いったん戻して出直すのが正解。しかし買ってしまうのだ。大丈夫っしょ。って。

 

たいてい大丈夫じゃないんよ。

 

今日パーライトについて調べた結果はこうだ。

 

パーライトには2種類あり、一部の性格が正反対だ。

一つは黒曜石のパーライト、もう一つは真珠岩のパーライト

どちらも通気性UPでは共通。しかし水分に関しては正反対だ。

黒曜石は排水性UP、真珠岩は保水性UP。

 

もちろんワタクシの買ったのは真珠岩の。。。

来年のきゅうり用だな。。。アサガオにも使うか。。。

 

結局、サツマイモ用には多肉植物の土を混ぜ込むことにした。この土の成分に、皮肉にも日向石が名を連ねていた。。。

 

まぁ結果オーライだ。多肉植物用の土を流用することで問題ないということだ。たぶん。。。

 

このように土の世界は奥深い。

ワタクシはベランダ菜園なので、土を捨てるすべがない。土は普通には捨てられないシロモノなのだ。一度、どうしようもなくなり、かみさんの実家の庭に捨てさせてもらったことがあるが、そういうのは最後の手段だ。

 

土はそのまま後作に使うこともあるが、カビや菌、線虫などが心配で、たいてい高温処理している。しなかったのが、先般の馬鈴薯だ。すぐに疫病になったので、今後は必ず殺菌処理すると誓ったのだ。

 

エコなのは黒いビニール袋に土と水を入れ、日なたに置いておくもの。蒸し焼きにするのだ。

ただ、これは結構面倒くさい。

しかも昨日書いたようにベランダの日なたは植物による縄張り争いが激しいので、そんなところにワケの分からない黒い袋なんか置けない。

 

楽なのは熱湯風呂。

上島龍平でもムリなくらいに沸騰しているお湯をどばーっとかける。盛大に湯気が上がる。を繰り返す。どんだけやればいいのかは全く分からない。テキトーだ。

 

その後根っこを取り、いろいろ混ぜる。粒状の再生剤というのは重宝しているが効き目は不明。「プロ仕様」の殺し文句に殺されたまでだ。

 

ただ、これを繰り返していると、土がだんだん細かくなっていき砂状になる。こうなると通気性も排水性も落ちる。これが今回の行動につながったのだ。

 

ちなみに、アイリスオーヤマのゴールデン粒状培養土のパンジー用が大量に余っているのだが、これは野菜に使っても差し支えないことが判明。

(今はパンジービオラ用とか細分化されていない模様。こちらは野菜用)

https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=G514516F

 

もちろんパンジー用に考慮されたものなので、これだけでは肥料が足りないとかあるので、単品で使うものではない。だんだん減ってくる土の嵩増しには十分だと分かったということ。

 

この中には、バーミキュライトという改良剤が入っている。保水性、保肥性、断熱性があるとのこと。これもサツマイモには使えないか。。。

 

土だけじゃなく、ペーハー調整とか肥料の追加などが必要だ。

例えばほうれん草はペーハー調整必須。一方、ジャガイモやサツマイモは不要など、野菜の個性がある。

さらに調整剤に使うものにも違いがある。メジャーなのは苦土石灰。苦土はマグネシウムのこと。ただこれは土に混ぜ込んだ後、しばらくなじませる必要があるし、水をまいてもいけない。

そういう制約がないのが有機石灰やもみ殻燻炭。こちらが扱いやすい。

 

ちなみに以前、ペーハーを調べる器具を買ったが、計った結果が怪しく、お蔵入りしている。

 

肥料に関しては、元肥にはマグァンプが無難。肥料焼けの心配が少ない。追肥のときはプランターのふちに化成肥料をばらまき。あとは液肥を週1回。

その他、専用肥料もオススメ。成分を見るとなんか良さそうなんよ。ワレワレ素人にはこういうのがいいよ。

 

サツマイモには窒素が多いと良くないらしく、窒素のない草木灰なんかを使うらしい。

おぉ、ジャガイモの断面に塗った粉だよ。あるよそれ。この前買ったばっか。

 

素人ガーデニングでは、こういう良いケースは珍しいのだ。。。