成績だけ見ていると、エフフォーリアは速い上り連発で、重馬場確実の状況でどうなの?と思っていた。重馬場をこなしたステラヴェローチェとか、時計を要したホープフルSを勝ったダノンザキッドなんじゃない?とか思っていた。
今の段階で、という前置き付きだが、エフフォーリアを本命、むしろステラやダノンは危ないと見る。
エフフォーリアはエピファネイア産駒。自身がやや重のJCを圧勝したように、時計を要する馬場をこなす産駒が多い。
エフフォーリア自身も、かなり力強いフットワークで、力のいる馬場はむしろ合っている気がする。
一方。
ステラヴェローチェは不良のサウジアラビアロイヤルSを制し、超高速決着の朝日杯で2着。
フットワークが軽く、滑る馬場だったサウジARSは適正の差が出た感じ。ただ適性は高速馬場にあると思う。朝日杯は実に強かった。負けて強しだ。あの時計で後ろから一気に差を詰めたあたり、ワープしている感じだった。
で、力のいる馬場はどうなのか?というと向かない。
ただし、滑るような馬場だとスイスイ来てしまうので、馬場状態次第と思う。
ダノンザキッドは上がり36.4で朝日杯を制覇。その前走は上がり33.5で東スポ杯を制覇。
馬場不問と思われたが、弥生賞は直線でモタモタして、完敗。
朝日杯も弥生賞も、直線の坂でモタモタして、登り切った後、伸びていた。急坂がいまいちと見る。馬場は関係なさそう。
あとはヴィクティファルクス。重馬場のスプリングSが凄い末脚だったし、共同通信杯で速い上りに対応しているが、完全にステラヴェローチェと同じタイプ。滑る馬場だと、ステラ>>ヴィクティが本線になるだろう。