見事に葉桜の中での桜花賞になります。
あっという間に葉桜になり、気が付くとつつじがあちこちで咲いていて、上にはハナミズキや八重桜。
あとは白山吹なんかも咲いている。白山吹は花もきれいだけど葉っぱがギザギザで作り物のように美しい。
さて桜花賞は、世界初の白毛GⅠ馬ソダシが中心。これに肉薄したサトノレイナス、フェアリーs馬ファインルージュ、クイーンC馬アカイトリノムスメあたりの力関係を見極めるのが正解への道。
心情的には、過剰に人気になるソダシとアカイトリノムスメは嫌いたいところだけれど、この2頭、安定感抜群なんだよね。血統的にも、後者の母アパパネは言うを待たず、前者の母ブチコも能力は半端ない。1000万を1.7秒もぶち抜き、準オープンすら0.5秒差のワンサイドだから。一方で条件戦でもアッサリ負けたりするから、魅力的なんだな。子供がこんなに優等生になるなんて……。
ただ、血統的にはまったく見る所のないファインルージュも競馬っぷりは相当。フェアリーSはノーステッキで楽勝だし、その2着ホウオウイクセルはフラワーC勝ち。フェアリーSもフラワーCも一線級がいないのがネックだが、出走馬の比較だと、クイーンCやチューリップ賞なんかより上に思える。
一方、比較材料として注目されるのはククナ。
ソダシの2着、アカイトリノムスメに肉薄の3着がある。シンザン記念は人気を裏切ったが、相手が強かった(2着ルークズネストはファルコンS制覇)。
ソダシが勝ったアルテミスSとアカイトリノムスメが勝ったクイーンCはペースが違うし、ククナの位置取りも違うので一概に比較はできないものの、いずれにしろ逆転は難しい感。着差の少ない後者に対しても、どこまで行っても抜けない感じがあった。
それに対し、もう少し距離があったら抜けたかも?と思えたのがアールドヴィーブル。
当時ワタクシが本命にしたという肩入れが若干あるのだが、なかなかの末脚を披露した。本命にした根拠は新馬戦での走り。道悪でもまったく体幹がぶれずに走っていた。体幹の強さが読み取れたからだ。
クイーンCは18キロも減ったが、それでなお激走したのであれば、今度は輸送のない地元なのだから期待できる。クイーンCからの期間も十分にあり、馬体は回復したでしょう。
今のところ、アールドヴィーブルが本命、対抗がファインルージュの予定。サトノレイナス、ソダシ、アカイトリノムスメをどう絡ませるかを検討予定。