へほは日記

無感動な大人を卒業して、感動屋なおじさんになります。

女時と男時

今日は、時の運の話です。

 

今日の仕事は何だか面倒くさい方向に流れた。

 

最初のケチは品質報告。

ワタクシ、システムに関わる仕事をしているのだが、システムを作るときには、設計して、その通り作って、その通りに動くか確認する、という大雑把に3段階を経る。

それぞれ、人間のやることなので、必ずミスる。

ミスを見つけて叩き潰す作業もまたシステムを作る一部ということ。

 

実はコレがとても重要な作業で、ミスを完全に撲滅することは不可能なので、いかに全部叩き潰すかにかかっている。過去の経験から、こいつらは大体このくらいミスるだろうと当りが付くので、それより多いと、おーいオマエラ、いい加減にせいよ!と叱り、それより少ないと、ちゃんとミスを見つけろと叱る。どっちみち叱るんじゃんと言われればそのとおりだが、予想に近いケースもあるので、その時はニアピン賞として叱らない特典がある。

 

で、少ないものが散見されたので、何で少ないのか調べろと指示したところ、担当者間で潰しこんだんですとの回答。そこで潰した数を加えると、ニアピンになるとの主張。

じゃぁ、いまニアピンのやつらは逆に多くなるということだな?と問うと、そんなことは無いと言う。

 

おかしいやろ!少ないヤツはちょうど良くなるけど、ちょうどいいヤツはちょうどいいママ。んな話信じるか!ボケ!

と、久々に切れてしまった……。

危うく、これまで今の部署で築いた温厚キャラが崩壊するところだった。【はぁ】

 

今日はイロイロうまくいかなかったのだが、1件書いただけでいやになってきたので以下省略。3件うまくいかなかったので【はぁ】【はぁ】【はぁ】

 

趣味はギャンブルというワタクシ、「流れ」というものを信じているというか、事実として「ある」と理解している。

週末の公営ギャンブルだけでなく、仕事でもスポーツでも「流れ」はある。

 

これを書に著わしている人がいる。世阿弥だ。

 

ワタクシの愛読書、風姿花伝には以下のように書かれている。

 

時の間にも、男時・女時とてあるべし

 

世阿弥といえば、能楽を改革した人物だが、いまの能楽のイメージ(よく分からん高尚なもの)とは異なり、当時は勝負事だったようなのだ。

キングオブコントで、東京03しずるが戦うようなイメージか?(たぶん違う)

 

技を極めた役者であっても、調子の出ない時はあるらしい。そういう時は女時と心得え、頑張りすぎずに、巡りくる好機に備えよということだ。

 

イチローでも武豊でも不調はある。ワタクシのような底辺の存在なんか不調だらけだけど好調なこともある。時運とはそういうものだということ。

 

この前の日曜に家族で大富豪をしたとき、娘が言い放った。

「今日はずっと良かったけど、ダメなときはずっとダメなんだよねー」【ほぉ】

 

小学生にして、男時と女時を認識しているとは、さすがワタクシの娘。ギャンブラーの素養がある!と親ばかがさく裂したとさ。

 

今日は時運の話。1ほぉ4はぁでした。

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ワタクシの愛読書より、はるかに読みやすい逸品