今日は、花粉症の薬の話です。
何か今年は花粉症がひどい。
いつもならカモガヤの季節である5月から6月がピークなのに、すでにピークのような症状。スギ花粉がいっぱい飛んでいるのかねぇ……。
今日は、薬が切れそうなので耳鼻科へ行った。
そこの先生はこちらの言うがままに薬を出してくれるのでちょっと不安なのだ。
ワタクシは先述のとおり、スギだけでなく、カモガヤ、オオアワガエリ、ヨモギと続くので、1年のほとんどが花粉症ということで薬漬けになってしまう。
そんなに薬を使い続けて大丈夫なのか?
早速調べてみた。
飲み薬はオロパタジン塩酸塩。以下のような記載なので、連用がダメということはなさそう。【ほぉ】
本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
点鼻薬はアラミスト。ステロイドなので、一般的なステロイドの副作用がありうるとのこと。
全身性ステロイド*と比較して可能性は低いものの、点鼻ステロイド薬の連用により、全身性の作用としてクッシング症候群、(以下省略)
ステロイドとはいえ、点鼻薬や皮膚の塗り薬は局所投与であり、アラミストは血流に乗りにくい特徴がある模様。これも問題なさそう。【ほぉ】
ところで、ステロイドって何なんだ?副腎皮質ホルモンだという人は知識あるねぇ。じゃぁ副腎皮質ホルモンはなぜ薬になるのか。
ワタクシの愛読書、「美しき免疫の力」を参考にごくごく簡単に。(多少不正確でも分かりやすく書いてみた)
ステロイドと呼ばれる物質はコルチゾールというストレスを受けたときに分泌される物質の類似物質の模様。
ストレスとは、いわゆる精神的なものだけでなく、激しい運動とか肉体的なものも含む。そういうストレスを受けたときに、コルチゾールが分泌され、血糖値が上がり、筋肉の血管を拡張し、免疫を抑制する。
これは戦闘態勢に入るとか、逃走に備えるとか、そういう生死に関わる状況において、その瞬間に必要なものとすぐには要らないものを大胆に切り分ける物質だと言える。
実に人間の遺伝子の20%に影響を与えるというのだから、まさに人体における緊急事態宣言発令。
つまり、ステロイドは体に甚大な影響を与える物質なわけで、特に免疫が落ちるのは、このご時世にどうかと言われるのも仕方のないところ。
ただ前述のとおり、現代の薬は発達していて、点鼻薬や塗り薬でこのような緊急事態になることはあまり想定しなくていい。(ハズ)
ところで、現代社会はストレスが多いと言われるが、本当か。
昔は今のようなストレスはなかったものの、食欲が満たされないというストレス、肉食獣に襲われるのではと心配するストレスなど、まったく毛色の違うストレスがあったと思われ、人間が生存本能を持つ生物である以上、ストレスから解放されることは永遠になさそう。
「美しき免疫の力」には、ストレスは人生のスパイスと書かれている。
みんなストレスを抱えているだろうが、食欲が満たされない、安心して熟睡できないなどのストレスに比べると、本人の取り組み方、あるいは気持ちの持ちようで解決できる可能性がある。人生に波を起こすのがストレスだと割り切り、波乗りを楽しむくらいの余裕がいるのかもしれない。
何だかまじめなことばかり書いてしまった。
今からでも何か面白いことを書かないと……。(これもストレス)【はぁ】
今日は、花粉症とステロイドとストレスの話でした。2ほぉ、1はぁです。