万有引力の法則は偉大なる一般化なのだが、これによって多くの新発見があった。
木星の衛星が木星を回る動きが万有引力の法則にあっていないというのがきっかけ。
原因は、光速度が無限でないことによる誤差なのだ。
つまり、木星の衛星は万有引力の法則に従っているのだが、その見え方が光の遅延によってずれて見えてしまうということ。
これで、光が秒速30万キロだと判明した。
つまり電磁波が秒速30万キロということだ。
ここで疑問がある。
ニュートン力学の世界では光は一直線に飛んでくるのだが、量子力学の世界だと一直線に飛んでいるのかどうか分からない。
むしろ、ある程度散っているのが正解だと思われる。
そうすると、光子一粒の速度は30万キロより速いのではないか。
だって、光子の集合体が秒速30万キロなのであって、光子一粒一粒は一直線に飛んでいるわけではないんでしょ?
寄り道しているやつらがそれなりにいるわけですよ。
人間世界にもいるでしょ?
集団で行列をなしているとき、全員が最短で歩いているわけがない。北朝鮮のパレードじゃないんだから。
・・・ここで思い出した。
理論上、秒速30万キロを超える粒子が出てしまうのが、それはありえないので秒速30万キロを維持しつつ、遠回りを実現する方法として、
「時を戻そう」
ということになるのだった。
つまり、反粒子の存在だ。
粒子が過去に戻るのは、反粒子があることとイコールなのだと。
・・・ということは、寄り道をして遅れを取ってしまった光子は、反粒子になって「時を戻そう」と時間を巻き戻して、寄り道の分を巻き返すのだ。
なんて都合のいいやつらなんだ!
・・・一番困惑するのが、これが現実だということ。見えていない世界では、こんな横暴がまかり通っているのに、見える世界ではニュートン力学が正確に守られているのだ。
今日は光速度の話から先に進めなかった。
反粒子になって「時を戻そう」(戻るか!)